【博多ひのきクリニック】AB型肝炎混合ワクチン(TwinrixとTwinrix Junior)に関して
TwinrixとTwinrix Juniorをやさしく解説
Twinrixは、A型肝炎とB型肝炎を同時に予防するワクチンです。お子さまやご自身の健康を守るために、どんな病気を防ぐのか、接種スケジュールはどうなるのかをわかりやすくご説明します。
TwinrixとTwinrix Juniorの違い
- 両方ともA型肝炎とB型肝炎を同時に予防するワクチンで、筋肉注射で接種します。
- Twinrixは19歳以上の方が対象の成人用ワクチン、Twinrix Juniorは1歳〜18歳までの子ども用のワクチンです。
- 用量は子ども用は成人の半分程度で、医師が年齢に合わせて選びます。
- 通常は3回の接種が必要です(例:初回、1ヶ月後、6ヶ月後)。
どんな病気を予防するの?
- A型肝炎:主に食べ物や水を通じて感染。発熱や体のだるさ、黄疸が起こることがあります。
- B型肝炎:血液や体液を介して感染。慢性化すると肝機能障害のリスクがあります。
- Twinrixはこの2つの肝炎をまとめて予防できる便利なワクチンです。
接種スケジュール(日本の例)
| ワクチン | 対象年齢 | 接種回数 | 間隔の目安 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| Twinrix Junior | 1歳〜18歳 | 3回 | 初回 → 1ヶ月後 → 6ヶ月後 | 小児用の少ない用量 |
| Twinrix(小児のもう一つの方法) | 1歳〜18歳 | 2回 | 初回 → 6-12ヶ月後 | 標準用量 |
| Twinrix(成人用) | 19歳以上 | 3回 | 初回 → 1ヶ月後 → 6ヶ月後 | 標準用量 |
| 急ぎのスケジュール | 全年齢対象 | 4回 | 0日 → 7日後 → 21日後 → 12ヶ月後 | 渡航など急ぎでの接種に対応 |
※状況により医師の指示でスケジュールが異なることがあります。必ず受診時に確認してください。
副作用と安全性について
- 注射部位の痛みや腫れ、軽い発熱や疲労感がよく見られますが、数日でおさまります。
- まれにアレルギー反応が起こることがあります。息苦しさや発疹などがあればすぐ医師に連絡を。
- 妊娠中、授乳中、持病のある方は医師と相談してから接種しましょう。
