【博多ひのきクリニック】腸チフスワクチンに関して
Typhim ViとTypbar-TCVは、いずれも当院採用の腸チフスの予防接種ワクチンです。
主な違いは以下のとおりです。
- ワクチンの型・成分
Typhim Vi:多糖体ワクチン(Viカプセル多糖体)。T細胞非依存性。
Typbar-TCV:結合型(ク conjugate)ワクチン(Vi多糖体+タンパク質結合)。
T細胞依存性で、Typbar-TCVの方がより強い免疫応答が得られる。 - 対象年齢
Typhim Vi:2歳以上から接種可能。
Typbar-TCV:生後6ヶ月から65歳まで接種可能。
- 免疫持続期間
Typhim Vi:2-3年程度が目安。
Typbar-TCV:3-5年以上持続(より長期の免疫持続)
- 接種回数・方法
どちらも1回接種で基本的な免疫が得られる。
筋肉注射(Typbar-TCVは皮下注も可の場合あり)。
- 副反応・留意点
いずれも注射部位の腫れや痛み、発熱などが報告されています。
Typbar-TCV**は妊娠・授乳中不可[5]。
Typhim Viは国内で広く流通していますが、Typbar-TCVは最近導入が拡大しつつあり、WHO推薦ワクチンでもあります。 - 予防効果
Typbar-TCVは従来型よりも抗体獲得率や持続期間で優れ、より強固で長期の予防が期待できます。
<まとめ>
| Typhim Vi | Typbar-TCV | |
| 国産/輸入ワクチン | 国産 | 輸入 |
| ワクチン型 | 多糖体 | 結合型(TCV) |
| 免疫持続 | 約3年 | 5年以上(長期) |
| 対象年齢 | 2歳以上 | 6ヶ月~65歳 |
| 効果 | 抗体持続期間や獲得率は控えめ | より高い抗体獲得率・持続 |
| 推奨 | 流通広い | WHO推奨ワクチン |
| 補償 | 予防接種法に基づく健康被害救済制度 | 国の補償制度対象外 |
