【博多ひのきクリニック】春の疲れは自律神経? 寒暖差疲労を防ぐ生活習慣
◆ 寒暖差疲労とは?
春は一日の中で気温の差が10℃以上になることも珍しくない季節です。こうした急激な気温変化に体が対応しようとして自律神経が酷使され、エネルギーを大量に消耗してしまうのが「寒暖差疲労」です。
自律神経は体温調節・心拍・血圧・消化など全身の機能をコントロールしています。寒暖差が激しいと体温を一定に保とうとして自律神経が常にフル稼働し、慢性的な疲労・不調につながります。
🌸 3月〜5月の春先(朝晩と日中の寒暖差が大きい時期)
🍂 9月〜11月の秋口(夏から冬への移行期)
❄️ 冬の暖房が効いた室内と寒い屋外の出入りが多い方
◆ こんな症状ありませんか? 寒暖差疲労チェックリスト
- 朝起きるのがつらく、日中もだるさが続く
- 頭痛・肩こり・首のこりが続く
- 気分の浮き沈みが激しくなった
- 胃腸の調子が悪い(食欲不振・下痢・便秘)
- 手足が冷えやすい・むくみやすい
- 眠れない・眠りが浅い・昼間眠い
- めまい・立ちくらみがある
※ 3つ以上当てはまる場合は寒暖差疲労の可能性があります。症状が続く場合はご相談ください。
◆ 寒暖差疲労を防ぐ生活習慣
① 体温調節を助ける服装の工夫
春は重ね着(レイヤード)を基本にしましょう。気温変化に合わせて脱ぎ着できるよう、カーディガンやジャケットを持ち歩くと自律神経への負担を減らせます。首・手首・足首の「三首」を冷やさないことも大切です。
② 質の高い睡眠をとる
自律神経のリセットには睡眠が最重要です。毎日同じ時間に起きることで体内時計が整います。就寝前のスマートフォンを控え、38〜40℃のぬるめの入浴で副交感神経を優位にしてから眠りましょう。
③ 体を温める食事
冷たい飲み物・食べ物は自律神経を乱しやすくなります。温かいスープ・生姜・根菜類など体を内側から温める食材を積極的に摂りましょう。ビタミンB群(豚肉・大豆・玄米)は疲労回復にも効果的です。
④ 軽い有酸素運動
ウォーキング・軽いジョギング・ストレッチなど1日20〜30分程度の有酸素運動は自律神経のバランスを整えます。激しすぎる運動は逆効果になることがあるため、「少し汗ばむ」程度を目安にしましょう。
⑤ 入浴でリセット
38〜40℃のぬるめのお湯に10〜15分ゆっくり浸かることで副交感神経が活性化し、自律神経のバランスが整います。シャワーだけで済ませず、しっかり湯船に浸かる習慣をつけましょう。
◆ こんな場合は受診を
- 生活習慣を整えても2週間以上症状が続く
- めまい・立ちくらみが頻繁に起こる
- 動悸・息切れを感じる
- 体重の急激な変化・食欲不振が続く
似たような症状でも、甲状腺機能低下症・貧血・うつ病などが隠れている場合があります。血液検査で原因を調べることが大切です。
「最近なんとなく体調が優れない」「春になってから疲れやすくなった」という方は、お気軽にご相談ください。
ご予約は当院ウェブサイトのWEB予約からお願いします。
参考:日本自律神経学会、厚生労働省「こころの健康」、各医学文献
