腰痛のメカニズム
腰痛のメカニズム
腰痛は年齢とともに起こりやすいものですが、それだけではなく様々な原因によって引き起こされます。なかでも一番大きい関係があると考えられるのが、姿勢や生活習慣によるものです。腰痛でお悩みの方は、まず腰痛のメカニズムを知ることで痛みへの適切な対処につなげましょう。
腰痛に関係している脊椎
人の体の軸となる脊椎(背骨)は、頸椎・胸椎・腰椎・仙骨・尾骨とたくさんの骨から構成されています。正しい姿勢で問題のない脊椎は、横から見るとアルファベットのS字のように緩やかなカーブがあります。頸椎と腰椎は前に出て、胸椎と仙骨はうしろに丸まっている状態です。
これが日常生活の負担や悪い姿勢などによって崩れると、正常なS字カーブが崩れてしまいます。骨盤が倒れることで背中が丸まり、腰椎の前への反りがなくなり、頭が前傾し猫背になります。この猫背が腰に負担をかけることで、腰痛が引き起こされるのです。それほど年齢を重ねていなくても起こる腰痛は、日常生活の負担や悪い姿勢による背骨のズレが原因である可能性があります。
まずは姿勢を意識することから
腰痛を引き起こす背骨のズレは、日常生活の負担や悪い姿勢が大きく影響しているということが分かりました。つまり、日常生活の中で姿勢を意識することが、腰痛予防の第一歩となるのです。立っている時・歩いている時・椅子に座っている時と、いつでも正しい姿勢を意識することで、背骨のS字カーブを守るのです。しかし、すでに腰痛を感じている方や腰に違和感がある方は、その痛みや違和感を取り除くことが先決です。
痛みのパターンを知る
腰痛は、曲げ方や反らし方によって痛みが異なります。激しい痛みが起きている場合は神経が圧迫されている可能性があるため、無理に動かしてしまうと痛みや状態に拍車をかけてしまいます。また腰痛にはパターンがあります。「○○すると痛い」というパターンが分かれば、その痛みを起こさないような姿勢や動作のコツを身につけることで悪化を防げます。
しかし、痛みの悪化を防ぐだけでは快適な毎日は過ごせません。適切な治療を受けることで痛みを取り除くことが重要です。
福岡市博多区にある当院では、外科・整形外科にて腰痛や捻挫などの診療も行います。
海外での邦人医療の経験をもとにして、年齢や臓器に縛られない全人的な医療を提供しています。内科・外科・小児科・整形外科全ての疾患に対応可能で、福岡市内や福岡市周辺にお住まいの外国人向けの診療もお任せください。中国・韓国にも対応しています。渡航外来・人間ドック・特定健診・予防接種も行います。土日診療では混雑が予想されますので、電話でのご予約にご協力ください。