海外で犬に噛まれた後に狂犬病ワクチンを希望されて来院される患者さんがいます。
当院では狂犬病ワクチンを常にストックしており、いつでも対応できる態勢をとっております。
狂犬病は一旦発症するとほぼ100%死亡する大変恐ろしい病気です。このため万が一のことを考えるとワクチンを接種したほうがいいでしょう。
海外で犬に噛まれた時には、すぐに現地でのワクチン接種の必要があります。
帰国後も続けて狂犬病のワクチンを接種する必要があります。
犬に噛まれた後に狂犬病ワクチンを接種することを曝露後接種といいます。一方噛まれる前にワクチンを打つ方法を曝露前接種といいます。多くの方が当院には、曝露後接種で来院されます。
当院での狂犬病のワクチンは、国産ワクチン(保険適用あり)、輸入ワクチン(Verorab,Rabipur:自費診療)です。
上記ワクチンは互換性があり、当初接種したワクチンと異なるブランドのワクチンを接種しても大丈夫だと言われていますが、やはり一貫して同じワクチンを使用したほうが安心できます。